戻って

2008年5月6日
今日という日。
それは仮初めの憂鬱であって、己という存在を嫌に感じる空っぽの器。
GWもあっという間に終わってしまいました。
私の残ったのは膨大な量の宿題と僅かな楽しい思い出、
そして拭えぬ無常感。

結局、友人の誘いを蹴って家に引き篭もった連休最終日。
いつもの休日と何も変わらないハズだ。
今日は特に天気が良く、頭も冴えていた気がする。
でも何も変わらない、変わった気がしない。
何回か、ケータイに着信があった。
誰からの電話だろうと、取ることは出来ない。
ただひたすら眠ることだけを考えた。
眠っている間だけ、夢を見られる。
その時だけ、生きている気がする。

夢を見た。
学校の友人や親が、故郷の人々に親友の姿があった。
彼らは私に何かを求めているように見えた。
具体的な何かは思い出せない。
無理に思い出そうとすると、脳に針が刺さったかのように痛みが走る。
でも実際には痛みなどなく、ただ思い出すことを拒んでいただけなのかもしれない。
痛みなど、初めからなかったのだ。
思い出すことが辛かった。

『人生色々あるから面白いんだよ』
と、誰かが言っていた。
これまで生きてきた十数年で「楽しい」と感じる刹那は
幾度となくあった。
その度に、大袈裟ながら生きていて良かったと感じた。
自分の周りには常に人と物で溢れている。
人は私に優しい声を掛け、物は私の欲を潤してくれる。
それが己の幸せだと豪語していた。



私 が 間 違 っ て い た


二度目の着信、私は電話に出た。
窓の外は薄っすらと暗くなりかけていた。
暗くなる、といっても完全なる闇ではない。
日が落ちようと、街頭で道は明るく照らされ
人の生きる家には生活という名の炎が灯る。
もうこの世に闇など存在しないと思えてくる。

もし、本当の闇が存在するならば

それは人の心の中に?

人が人を語る時、それは表面的なものでしかない。
分かっているんだけどね。
全く、あんたには全てお見通しだったのか。
馴れ合いが好きってわけじゃぁないんだけど、
身近な人達にだってそりゃ情は移るよ。
多分、あの面子の中では私が一番孤独に弱いヒトだと自分でも思う。
だから一人称は『私』
せめて此処では他人で居たい
電話では… 違う。
違うんだ、もう。
戻れない。


とまぁ、私の一番の理解者である人からの電話だったんだけど
見事に今の心中当てられちゃいました(笑)
いやぁ、持つべきものは友ですなぁ
昔からツルんで悪いことして来た面子の一人ですけど
やっとこさ決別しました。
と言っても喧嘩別れに近いんですけどね…
今が楽しけりゃいいんだよ!
うん、



うん、しゃーない

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