バラージの青い石

学習合宿
夜が長いんだよね…
そこで皆で朝まで笑い話をするのが常となっていた。
そんな深夜に盛り上がれる話は無いかと色々と試行錯誤した挙句
ボツった話なんだけど、誰かに伝えたい、だけどやっぱり盛り上がらないので話したくないなぁ…と己の中での葛藤に打ち勝つことなくお蔵入りしたお話の中でピックしたものを書いてみたいと思います。
決してネタ振りの困ったわけでは御座いません。。。


それは私が中学三年の時、実家にて体験した出来事。
従兄弟で一つだけ歳が離れている（年下）隣に住んでいる女子のお話。

冬休み、目前に受験を控え、半ば緊張している状態での帰省。
正直の所、お年玉目当ての帰省でおせち料理でも食ったら勉強しようとか今の自分には考えられないコトを何気なく普通に当たり前のようにこなしていた頃。
要するにまだ私の頭の中身が痛くなかった頃。

こたつで勉強していたら先述の従兄弟からメールが届く


「部屋にゴキブリが出たからヘルプ」

え？この時期にゴキブリ！？以前に
私にそれを始末しろと？

大の虫嫌い→私

即刻、拒否。
そして受験勉強に集中した私であった。

次の日
従兄弟の家に（隣だけど）意気揚々とお年玉を貰いに行く私
すると半分キレかけの従兄弟を発見。
部屋に強制連行されてゴキブリを殺せ、と。
ぇえ、ベッドの下に居ましたよ。
大きいけれど小さい虫が一匹、埃まみれでね。

分かる人は既にタイトル読んだ時点で分かると思いますけど
そこに居たのが…

・身長：40メートル
・体重：2万トン
・能力：磁力光線を出す

その名もアントラー
※知らない人はウルトラマン見てたお父さんか特撮ヲタクの人に聞いてみよう！

私が昔、好きが昂じて集めていたウルトラ怪獣名鑑シリーズの一つでした。
元々は実家の私の部屋に置いてあったものなんですが、私が居なくなり祖母がその部屋を氷川きよしグッズ置き場にした為に祖母によって捨てられた？もの。

「何故ここに…？」

ただの食玩をゴキブリと見間違えて焦ってる従兄弟もそうですが、私の部屋から捨てられたハズの食玩が何故に隣人の家にあるのか？
ホントに謎に包まれた我が故郷です。





私「(´・д・)…………」





(つд｀)y-~オチがないのよぉぉぉぉぉぉぉおおおお

こんな話を合宿先で皆の前で話したとして
「ふーんあっそ」
とか
「見つかって良かったね、そのレントラー」
とか言われるのがオチなんですよ！！

あ、オチた