前日の【中間テスト】との激しい連戦で士気を失った私。
辛うじて家に帰り着き、暫しの休息を経て再び敵戦地へ赴くこととなる。
前線部に到達した時には、既に敵目前気力を失い抜け殻のような仲間達、それもそのはず。

今日、最初の敵は115分間もある【数学】

一夜を経て、癒えぬ心の傷を負いつつ戦う115分間。
我が軍はこの115分間で大敗を記すことになるのだが、私は軍略『前日数学しか勉強していない』を駆使し、なんとか撤退に成功。
この命を次なる刺客と戦う為に残しておくことに成功したのだ。
次なる刺客は【体育】という30分と小隊でありながら、何人もの兵士を『赤点』と呼ばれる戦法で撃破していった実力派だ。
もちろん、私は強制撤退を余儀なくされ、恐らく赤点の恐怖に脅えながら毎日を過ごすことになろうがこの際だから気にしない。

この日の最後の戦闘、【地理】
こちらもまた30分という小隊でありながらも『雨温図』と『気候』を味方につけ、次々に私達に襲いかかかってくる。
生涯、テスト用紙に恐怖したのはこの時が最初で最後であると願いつつ、私は回収されていく答案用紙を見送る。
二度と返ってくるな、と願いつつ…

ちなみにタイトルの『殿』の読み方は「との」じゃなくて「しんがり」
意味は軍隊が退却するとき、最後尾にあって、追ってくる敵を防ぐ役の人を言うんだ。
分かり易く言うと、「俺を置いて先に行けぇ!!」ってやつね。
この場合、殿は【地理】で…泣きたくなるね。


孤独と絶望に胸を締め付けられ

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