私ね、小動物が好きなんですよ。
犬は怖いですが、子猫は許せます、許容範囲内です。
小動物の中でも特にハムスター♪
何と言うか格別ですb
あのふかふかした毛に、丸い眼がタマリマセン!

そんな私は昔、ハムスターを飼っていた時期がありました。
何を血迷ったか、兄が突然生まれたばかりのジャンガリアンを1匹買って帰って来たのです。
あの当時、小学校中学年頃でしたか、とにかく生き物を飼うのは面倒で金がかかって、かったるぃものだと思っていました。
まぁ、親の意向を無視し部屋で水槽に入れて飼っていた兄でしたが、深夜に回る回転車の音に耐え切れず、何故か私に押し付けます。

「い、いらねぇよ…」

正直な感想でした。
次の日からは嫌々ながらも従順し、ゲージを買って餌を買って…
あ、そうそうそのハムスターの名前は兄が勝手に
『ハム公』と名付けていましたが
せっかくだから私が改名してやろうと思い、ゲージを暫し一瞥
ハムスターのゲージ…ハムスターの園…

「よし、公☆園にしよう」

ハムスター→公☆園というわけで名前は公園になった赤ちゃんハムスター。
その日からは毎日大変で、トイレの砂は換えないといけないし、夜中はクルクル回るし、たまに脱走して私の私物を齧るし…
でもまぁ、情が移っちゃったんですよね。
ある程度の躾をしていると手を叩くと掌に乗る芸も覚えましたし、頭に乗っけても動かない、一応ハムスターの中でも賢い部類に入るんじゃない?(飼い主バカ)等と過剰になっていました。
飼ってみて改めて分かるんですよね、生き物の良さが。
こいつはおもちゃではなくて我々人間のように生きているんだって、だから色々な顔を見せてくれる。
それ故、別れるのも辛かった。
ドラマみたいに感動的な要素はどこにもない、悲劇的なシナリオなんてない、たかが一人の人間と一匹のハムスターの関係に終止符が打たれただけだ。
数百円の命を娯楽目的で買い、飽きたの一言で捨てた兄
それを怠惰ながらも受け取り育てた私
双方において言える事はただ一つ、生き物を飼う資格なんて無かったことだ。
生き物を飼う上でついて回るのは責任という足枷、一つの命を預かり面倒を見るという約束。
責任なんて知らない、約束なんてどうでもいい。
これが当時の私の考えだった。
唯一、私が救われたことがあるとすれば公☆園が私の元で通常の寿命以上に長生きしてくれたこと。
ゲージの階段が上れない程老いながらも、手を叩けばゆっくりでも私の手に向かって歩いてきてくれた公☆園、最後を見届けることは出来なかったが眠るようにハウスの中で事切れていた公☆園に私は救われたのだ。

ハムスターに感情はあるのだろうか?と考えた頃があった。
ハムスターに限らず生き物に、だ。
表情には出ないけど、きっと何かを思っているはず。
なら、死ぬ間際に公☆園は何を思っていただろうか?
こんな飼い主の元で幸せに一生を送れたのだろうか。
写真こそ撮っていないが、今でも公☆園の姿が目に浮かぶ。
あの時、涙こそ出なかったが心は泣いていたから。

生き物を飼う上での責任
命を預かるという生き物との約束
最近、ネットサーフィンしていると動物虐待の記事をよく見かけ、中にはハムスターを踏み殺す等のニュースもあった。
心は痛むが、自分に出来ることは限られている。
私が生き物を飼うことはもうないだろう。
そうであっても皆に働きかけることはするつもりだ。
使役で悪いが、お願いだから安易な気持ちで生き物を飼わないで欲しい。
一瞬、欲しいと思うのは気の迷いだ!
後で後悔することになるかもしれん。
動物と触れ合いたければ近場の動物園へGO!!
生き物だって人間だって生きている。
踏まれたら私たちと同じように痛いんだよ。
そして今、動物を飼っているあなた。
大事にして上げて下さいね、その子が幸せになれるように。
約束です。



今日は公☆園の命日

コメント

根無し草
根無し草
2007年9月16日23:30

うちではペットを買うのは禁止なんです。(金魚は飼ってますけど)うちの暗黙のルールみたいなもので・・・。
人間は動物の命を弄んでるのかもしれない。そう思うとペットを飼おうとしない親の気持ちも分かる気がする。
公☆園よ、安らかに眠れ。公☆園に黙祷!

サファイア
2007年9月16日23:34

堪らない、話だな。。。

Anubisγ
Anubisγ
2007年9月20日0:21

貴重な意見有難う御座いました。
あの日から、いつかは書きたいと思って私の心に留めておいた出来事の一つでした。

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